最先端テクノロジーと
伝統の融合

A blend of technology  and tradition

いくら技術を駆使しても、もとの葡萄の品質が極めて良くなければ、これほど優れたワインをつくるのは難しい。Palmaz Wineryが所有する64エーカーの畑は、高度の異なる３エリア（海抜120m〜430m）に位置し、46の小区画に分かれている。この微妙に異なる複雑な地形が、最終的なワインの複雑味を生み出している。

まるで地下要塞のような18階建てワイナリー

ワイナリーは、ワイン作りに理想的な温度を保つため、マウント・ジョージの山沿いにそって地下に埋め込まれて建設された。

完璧なモニタリングシステム

建物の中心部にある24の発酵タンクは個別に設置されたセンサーにより、完全にモニタリング。収集されたデータはドームの天井に投影される。その様子はさながら宇宙センターの内部のようである。

GRAVITY-FLOW WINEMAKING

重力に従って優しくワインを移動させる“グラヴィティ・フロー”の手法をワイン作りのプロセス全体に取り入れている。ワイナリーの上層階から葡萄の旅はスタートし、除梗・選果を経て発酵、ブレンド、樽熟成と段階が進むとともに、下へ、下へと移動する。ワインの移送にポンプを使わないことはもちろん、各プロセスで階層が異なるシステムは非常にユニークであり、世界でも例をみない。オーナーが「重力がワイン作りの仕上げをしてくれる」というように、最先端テクノロジーを駆使したワイナリーでありながら、その根幹には自然なワイン作りという芸術に対するポリシーがある。