エースホテル京都 PIOPIKO バーマネジャー
水岸直也さん

直訳すると「牧場の水」、その原点は1960年代のアメリカ・テキサス州。広大な牧場で働く人々が日中の酷暑から癒しを求め、テキーラに炭酸水、そこにライムを搾っただけのシンプルなこのドリンクで、身体を潤していたそうです。

ランチウォーターの一番の魅力は、フレッシュなライムの風味。クリアな味わいのサウザシルバーが良く合います。

「見た目が涼やかでフレッシュな風味、アルコール度数も低くて飲みやすい」。テキーラが大流行を巻き起こしているアメリカでも、とりわけ若年層に人気の飲み方です。有名人やインスタグラマーもこぞってSNSで楽しむ様子を投稿しています。

お店でも特に海外のお客様から、ご注文を受ける事が増えましたね♪

★材料★

• ・テキーラ(サウザシルバー)

  37.5ml

• ・炭酸水

  100ml

• ・ライム

  1/4個

• ・氷

  適量

★つくりかた★

1. テキーラと氷をグラスに入れ、良くかき混ぜる。
2. ライムを搾り入れ、炭酸水を注ぐ。
3. そっとかき混ぜ、搾ったライムを上にのせる。

テキーラの量はお好みで。食事と合わせるなら１：４ぐらいでも美味しいですよ。

ライムはたっぷり1/4にカット。この時芯の部分は太めに取り除きます。

ライムを縦ではなく横に持ち、一気にぎゅっと搾ります。

ライムは沈めずに上にのせましょう。口を近づけた時の香り方が全く違います。

面倒かもしれませんが、ライム果汁ではなく、カットライムを使いたいですね。風味が全く異なりますよ。

テキーラは、メキシコを原産とするアガベという植物から作られた蒸溜酒の一種です。アガベの特徴的でフレッシュな香りと濃厚なテイストが特徴ですが、熟成度によって味や香りが変化します。

熟成期間が短いものほどすっきりした香りでキレのある味わい、長いものほどコク深い香りやトロっとした甘みや旨味が感じられます。熟成の段階により以下のように分けられます。

罰ゲームで飲むお酒というイメージが強いかもしれませんが、とても面白い歴史と背景があるお酒です。特に樽熟したものなどはウイスキーなどに通じるものもありますね。

PIOPIKOさんの名物と言えば、テキーラを使った様々な風味のカクテルと、LAスタイルのメキシコ料理。水岸さんにランチウォーターにぴったりのマリアージュを聞きました。

メキシコを代表する国民食。様々な具材をトルティーヤに自由にのせて愉しみます。カットライムを搾りかけて食べるのが本場のスタイルで、ライム薫るランチウォーターにはぴったりです。PIOPIKOさんでは、LAのビブグルマンシェフ監修の日本食材を使ったオリジナルタコスも楽しめます。

ワカモレとはアボカドで造るサルサ(ソース)のひとつ。トマトや玉ねぎを加えたものもありますが、PIOPIKOさんのものは塩や胡椒などのスパイスと、ライム果汁で味を整えた素材の風味を活かしたワカモレ。アボカドの濃厚なコクと、爽やかなランチウォーターがよく合います。

水岸直也さん

エースホテル京都 PIOPIKO バーマネジャー

横須賀市出身。10代の頃にバンド活動に熱中していたこともあり「何かを表現する人生を選びたい」と川崎市のバーでキャリアをスタート。「ザ・シーバス マスターズ 2016ジャパン」で日本一に輝くなど、名実ともに世代を代表するバーテンダーの一人。2020年の開業時からこちらの店舗へ在籍。ご自身も考案に携わった、テキーラをはじめとするたくさんのオリジナルカクテルが楽しめます。

エースホテル京都 PIOPIKO

TEL：075-229-9007(直通)
住所：京都市中京区車屋町245-2新風館
無休 / 12：00-24：00
（L.O.食事22：00、飲物23：00）
詳細は公式HPをご参照ください

世界的建築家、隈研吾さんが外観を監修したことでも知られるデザイナーズホテル「エースホテル京都」にあるバー＆タコスラウンジ。その店内ではLAでビブグルマンを受賞したウェス・アヴィラさん監修によるモダンタコスと、独自のセンスが光るメキシカンを基軸としたシグネチャーカクテルを楽しめます。また、毎週火曜の「TacoTuesday」では、タコスとカクテルをお得にご提供中。

※ランチウォーターはメニューにはございませんが、ご注文いただけます。お気軽にお尋ねください。